初代ゴジラの上陸地点としても知られている観音崎には、かつて陸軍の砲台がありました。
砲台跡は公園化されており、気軽に遺構の散策ができます。
第一駐車場から灯台を通り、走水神社まで歩きます。
かつて観音崎には戦艦長門の主砲が据えられていましたが、戦後全て分解、解体されました。
観音崎で長門級の巨砲解剖 放置される対空砲台(毎日新聞社、昭和23年)
神奈川県観音崎の元海軍敷地に放置されていた陸奥、長門級の主砲、40サンチの砲身13門が産業復興公団の手によって解体されています。
切断された砲身(毎日新聞社、昭和23年)
コンクリート製の部分(毎日新聞社、昭和23年)
砲台に使ったという鉄塊を焼き切ろうとしたら中身はコンクリートだったそうです。
子供たちの遊び場になる砲身(毎日新聞社、昭和23年)
▼揚陸場跡
家族連れが釣りに興じています。
北門第二砲台
▼灯台までの道中にある壕跡
壕口は進入出来ないように塞がれています。
▼第一砲座跡
▼伝声管の跡
▼塞がれていない壕口内部
▼砲台横のトンネルです。火薬庫らしきものがあります。
北門第一砲台
▼トンネルを抜けました。こちらにも砲台跡があります。
▼観音崎灯台
▼灯台裏にも掘り込みがありました。
防空壕を掘ろうとしたのでしょうか。
▼「海の見晴台」から太平洋の眺め
▼付近の「防」標柱
展望園地を抜けて海沿いの道を歩いていきます。
▼たたら浜にあるトーチカ
▼トーチカ内部
▼たたら浜園地を登っていくと付近に横穴が点在しています。
ほとんど塞がれています。
三軒家砲台
▼観測所跡
▼砲座跡です。
▼迷彩色が残っています。
▼弾薬庫でしょうか。
こちらも塞がれています。
▼人工的な切通しを進んでいく
▼自然に還る遺構
▼掩蔽部にたどり着きました。
▼走水神社
▼日露戦争時のロシア軍の機雷が奉納されています。
おわり