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京都大学戦争遺跡研究会(2017-)

 戦争遺跡研究会は、主に戦争の記憶を後世に継承するための活動に取り組んでいます。活動内容は、戦争体験者からの聞き取りや、「戦争遺跡」と呼ばれる明治~昭和までの戦争に関する遺構の調査研究などです。現在、各地の教育委員会や郷土史家、戦友会、有志の方々などのご協力を頂いて「戦争遺跡アーカイブ」を作成中です。本サイトでは我々の活動の一部を公開させて頂きます。ご質問ご意見はyuki0118(アットマーク)gmail.comまでお願いします。2016年以前の活動はこちら→http://senseki3.kyotolog.net/ ツイッター @sensenki3

陸軍中野学校

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陸軍中野学校

JR中野駅北口から少し上っていくと、警察病院や大学のキャンパスがありますが、この辺り一帯には陸軍中野学校がありました。遺構は何も残っていません。僅かに石碑が残るのみです。

中野学校ではいわゆる間諜(スパイ)や特殊工作などの任務を主とする情報将校を育成する機関でした。小野田寛朗氏もこの学校で残地蝶者としての訓練をうけました。
 戦時中にこの辺りは空襲を受けませんでしたが、それは中野学校の傍にあった逓信省の通信施設を連合軍が使用するつもりだったからだ、という話もあります。

▽昭和十一年(1936)頃の中野学校周辺(B1-C2-55: 1936/08/14(昭11))

中野駅北口一帯に広い敷地を確保しています。

▽現在(平成二十九年)

当時の区画だけが残っています。敷地は警察病院や大学になっています。

▽中野学校卒業生によって建立された記念碑(警察病院敷地内)

何故にこんな目立たないところに置かれているのか。


▽裏側


▽隣にある


▽裏側


▽現在敷地は警察病院になっています。


▽この塀も古そうですが、警察学校時代のものかもしれません。


近所の方にお話を聞くことができました。
<<A氏の証言>>昭和9年生まれ 男性
 戦前戦中は憲兵が街中を歩き回っていて、とても怖かった。中野学校の営門にも兵隊が立っていて、目があうと睨みつけてきた。前を通ると連れ込まれそうな気がして怖かったので、門の前はなるべく通らないようにしていた。とにかくおっかなかった。当時の物は何も残っていないと思う。

この中野学校近くに喫茶店があるのですが、半世紀以上前から営業されている歴史あるお店です。最近こちらに移ってきました。
「喫茶バラード」食べログ


▽この路地の先にあります。

中野学校の卒業生の方も来られるそうです。


ご協力ありがとうございました。


 



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